学長挨拶


茨城大学社会連携事業会の設立について

 日頃から茨城大学に対してさまざまなご支援をいただいておりますことに心から感謝を申し上げます。
 茨城大学は、半世紀を超える教育研究や社会貢献を基盤として、国立大学、とりわけ地域を拠点とする地方総合大学としての使命の遂行に地道な努力を続けて参りました。
今年の4月から、他のすべての国立大学と同じく、法人格をもつ大学として、新たな出発をいたしました。しかし、法人化したからといって茨城大学のめざす方向が変わることはありません。
 ただし、法人化したことによって国立大学には、自らの判断で裁量できる余地が大きくなりました。私たちは、その裁量できる余地や可能性を最大限生かして、国立大学であることの存在理由をより社会に対して強くアピールしたいと考えております。すなわち社会貢献、地域貢献であります。
 言うまでもなく、地方国立大学の存在理由は、ひとつには大学の大都市集中を抑制し、とりわけ各県の歴史的文化的な中心都市に均衡ある学術文化の拠点を形成することにあります。困難な時代と社会にあって、これからの茨城大学には、さらに学術文化の拠点であるからこそ期待される役割があると考えます。すなわち、地域の皆様方のお力をお借りしながら、建学以来培われた多様な資源や力を活用し、この困難な時代と社会に価値のあるものを新たに生み出し、少しでも光や希望を、あるいは可能性を生み出すことだと考えております。同時に、ここで生み出す光や希望、あるいは可能性を、さらに世界に向けて発信していく気概と力も求められていると考えます。そして茨城大学はその期待に少しでも応えることができたらと強く願っております。
 しかし、社会貢献も、自分達のやる気や専門的な力だけでは実際には難しいことも事実です。どうしても地域に生きる総合大学を支えていただく基盤づくりが不可欠となります。
 そうした理由から、このたび、本県の各分野を代表する皆様方のご賛同とお力添えをいただき「茨城大学社会連携事業会」を設立いたしました。
 さまざまな分野のさまざまな活動を通してこの時代と社会に少しでも光や希望を生みだしたい、とりわけ地域のお役に立ちたい、さらにそれを世界に向けて発信していきたいという「茨城大学社会連携事業会」の社会貢献の考え方に、ぜひとも多くの皆様方のご賛同をいただければ大変に有り難く思います。別紙要項をご高覧の上、ご理解とご支援をお願いできればまことに幸いに存じます。
 なお、この事業会が行う具体的な社会貢献活動の内容、および事業会の運営については、学外の皆様方のお考えを最大限生かしながら進めることとしております。
 「茨城大学社会連携事業会」へのご支援を重ねてお願い申し上げますとともに、皆様方のご健勝をお祈り申し上げご挨拶といたします。

平成16年 9月   
   茨城大学長    
菊 池 龍 三 郎    



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茨城大学 社会連携事業会
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